ビジネスモデル6-1.ニッチを狙え個人や中小企業が大企業の資金力と競争するということは容易ではないことは明らかだ。また後発としてインターネット事業に進出するのも冒険には違いない。しかし、まだ幸いなのは表面的に現れていることとは異なり、インターネットスペースでは多くの部分が専門化されていないということだ。オフライン上ではすでにかなり以前からすべての分野にわたって一定の市場が形成されて大企業に蚕食されているが、インターネットはまだそうでない。最近新聞に載ったもので、スノーボードマニアが運営するサイトで一年で何千万円もの収益を上げているという記事を見たことがある。このように中小企業や個人が持っている専門知識を活用してニッチな市場を攻略するならばその成功率は非常に高い。 6-2.ターゲット層分析に対する必要性とその重要性ウェブサイト構築に最も重要なのは何だろうか? サイト全体のデザインか? あるいは強大なソリューションで武装した機能なのか? 筆者はこの2つよりも、より一層重要なのは徹底した市場調査とともにターゲット調査であると言いたい。しかしウェブサイト制作にあって、この部分がとても簡単に見過ごされ、省略されるケースが多く見られる。 ウェブサイトコンサルティングと制作を専門に行うウェブエージェンシーですら、やはり同じ問題がある。 その重要性に対しては多くの人々はそれなりに認識しているが、時間的理由と制作費用の節減が調査が十分に行われない主な理由となる。現在インターネットという空間に数えきれない程多くのウェブサイトが存在するが、事前のリサーチが行われない結果として、生命力あるウェブサイトはとても少なく、見つけるのは大変だ。 サイト企画にあっても、ターゲット層に対する細かい調査なしに、開発者が本人の感覚に合わせてサイトらを制作している。しかし収益性と競争力を整えたウェブサイトは開発者らのカンによって作られるのではない。敵軍の動向を綿密に見回して分析してこそ戦争で勝利できるように、インターネットという空間で企業が追求する目的を達成するためには顧客層に対する細かい調査と研究は必須だ。我々は形式的にターゲット層について、若年層、40代以後世代、女性、男性など大雑把に区分しておいて彼らのライフスタイルや嗜好を念頭を置いてサイトを制作することになる。これは非常に危険な発想だ。 もちろん企業らがインターネット上で商品を販売する時、全世代を対象にしたいという欲求は理解するが、これは競争力を喪失する結果を招くことになる。 大企業でなければ、全世代を対象にする商品を販売するということは無理だ。 また大企業でも徹底した顧客管理により主要ターゲット層2次ターゲット層3次ターゲット層等でターゲット層を細分化して、販売戦略をそれぞれ別に用意して差別的なマーケティング方法とコンテンツ戦略を駆使している実情なのに、専門製品やコンテンツを提供する中小企業らがこれを疎かにして競争にでるならば十中八九失敗すること明らかだ。 徹底したターゲット調査を通した企画、デザイン戦略が用意されてこそ顧客層から好感と共に信頼を得ることができる。顧客を引っ張っていく力を発揮できるだろう。大多数のサイトはコンテンツやデザイン、形態などが似た傾向となっており、大きな差別性を持ったサイトはほとんどない。このような状態で徹底した市場調査とターゲット調査を行った上で、サイトを作成するなら十分に企業が達成しようと思うところを簡単に得ることができる。意外にインターネット空間はオフライン空間より貧弱でぜい弱な部分が相当ある。 これは多くの企業がまだオンラインに対する可能性と潜在性に対して認識できないままでインターネット事業を繰り広げているためだ。オフラインの売り場で看板を一つにしても売り場の特性と顧客らの心理,売り場との調和などを綿密に検討する。ウェブ上ではそのような部分をあまり考慮されていない。 6-3.効果的なターゲット層分析方法ターゲット調査に対する必要性を感じて,調査を始めるにしても、企業の主ターゲット層に対する正確なポジショニングなしではまともな調査を期待することはできない。 ややもすると主要ターゲット層に対するポジショニングが間違っていると、致命的な誤りに至る。 これはまさに営業損失であり,最悪の場合サイト閉鎖の危険まである。たとえば児童用学習サイトの場合、主な訪問者はコンテンツを学習するための児童だが、実際のところ購買層は父兄だ。デザインとコンテンツの配置は児童に焦点を合わせ、決裁や会員登録、サポートページは父兄に焦点を合わせて,制作してこそ効果的なウェブサイトとできるだろう。このようにコンテンツにより情報提供目的者と購買層により区分されるため、明確で正確なターゲット調査を要する。 主ターゲット層に対するポジショニング作業が終われば、実際の顧客調査作業に着手することになる。この時何を分析しなければならないのか分からずに、プロジェクトが迷走することがある。調査を始める前に、主ターゲット層に対して何を調査するべきかを明確にして体系化してから調査を始めるべきだ。それによって資金的消耗を減らすことができる。 ターゲット分析方法-ターゲット分析-ターゲット指向調査-分析-適用 ターゲット分析基準: ・ターゲットの確認 (性別,年齢,職業など) ・ターゲットの認識 (表現に対する許容、思想、人生観) ・ターゲットの好み (カラー、雰囲気、書体) ・ターゲットの消費類型 ・ターゲットの習慣 (使用時間、ナビゲーション類型、検索類型) 各世代ごとに考える内容と追求する人生、そしてスタイルがみな違うはずだ。 顧客層をより細分化していくほどこのような差はより一層大きくなる。 ターゲット層に対する分析は科学的で体系的なデータを必要とする。もちろん個人ごとに特性があって若干の差はあるだろうが彼らの共通分母を発見するべきだ。その共通分母に合う適切な対応を通じてサイトの発展を試みることができる。下記のような方法がある。 ターゲット指向調査方法: アンケート調査、インタビュー、文献調査、委託依頼 6-4.ターゲット分析を通した結果をホームページに反映確立したビジネスモデルと、ターゲット層に対する綿密な調査が行われてこそ正しいターゲット調査と言うことができるだろう。 世代毎のデザイン嗜好や選好色、コンテンツの性格などは多くの統計資料で見ることができる。 しかし企業のウェブサイトを制作することにおいては、このような調査の結果によって各企業が提供しようと思うサービスに対する多様なフィードバックが行われなければならない。 |